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エヴァンゲリオンの世界
解説:あむらぎ

■インパクトを起こす意味
 人類を補完する。
  セカンドインパクトにより始まる。
  サードインパクト時に碇シンジによって達成されるが、
  その後碇シンジの意思により次の段階へと進んだ。

■人類の補完ってなんですか?人類補完計画ってなんですか?
 人はそれぞれにATフィールドをもっており、わかりあえず、近づけば傷つけあう。
 その心の痛みと恐怖を取り除くために、魂レベルでつながり、ひとつになること。

  ATフィールドとは?
   アブソリュート・テラーフィールドの略。絶対恐怖領域。
   人と人との間にあるテリトリーの境目。
   心の壁。人間の形を保つ力。






セカンドインパクト
■南極でアダム(第一使途)を見つける。
アダムからコピーしてリリスを作成する。
セカンドインパクトを起こす。
 アダムをタマゴ(使途の魂の部屋、白き月)にかえし、
 リリスのタマゴ(人間の魂の部屋、黒き月。いわゆるガフの部屋)を開く。

     ガフの部屋とは
      神の館にある魂の住む部屋のこと。
      人はこの部屋で魂を授かり生まれてくる。

しかし擬似的に作り出したガフの部屋に魂は1つしかなかった。→コアに保管。その後綾波レイにその魂を宿す。
アダムの部屋の魂→使途があらわれる。また、カヲル君に宿す。
   アダムから魂の部屋を開いたことによって、
   かつて生存競争で人類に敗れた使途たちの魂がよみがえり、
   再び人類に打ち勝つために知恵の実(リリスとの融合)を奪いにくる。


   復元され胎児になったアダムからエヴァ弐号機とカオル君(アダムのDNA+碇ユイのDNA)が作成されることになる。
   後にカジリョウジが胎児になったアダムを盗み出して、碇ゲンドウに渡す。
   そして、アダムは碇ゲンドウの手の平に融合。
   ゲンドウはリリスの魂の宿った綾波レイとの融合を試みる。
   だが「わたしはあなたの人形じゃない」
   失敗して、ゲンドウの手(アダム)だけを取り込んだ綾波レイがリリス本体と融合する。


リリスからエヴァを作成する。
エヴァつくりまくるも失敗つづく。魂がないから。
 事故で(故意に自らの意思で)碇ユイがエヴァに吸収される。
 碇ゲンドウはショック大。
 碇ユイのサルベージ(救出)計画が行われるが失敗する。→後に碇シンジサルベージ計画に流用される。
 →碇ゲンドウは人類補完計画を利用することで碇ユイに再び会うことを決意する。

人類補完計画追行のため
リリスのDNAと碇ユイのDNAから綾波レイを作成する。

 綾波レイにコアが備わっている可能性
  体を取り替えることが出来ることから、
  エヴァと同等の魂の器のコア(S2機関は無い)が内臓されているはず。
  2体目回収時に調査員「こ・・これは」
  リツコ「このことは最高機密とします」的なことを言ってるのも
  コアが見えていたのではないか。


■赤木ナオコ博士
 人格移植OSの開発者。マギシステムの生みの親。
 自分の人格を3つにわけマギシステムに組み込む。
 科学者の自分、母の自分、女の自分。
 碇ゲンドウのことが好きで言い寄っていたが、
 ゲンドウが「ばあさんは用済みだ」といっていることを綾波レイにつげられ、
 綾波レイ(一人目)を殺害する。良心の呵責からその直後、飛び降り自殺。
 (だが、死ぬ前に零号機に魂ごと吸収させられる。)

 娘の赤城リツコも碇ゲンドウが好き。
 しかし、零号機大破の事件時に綾波レイの代わりにゼーレに突き出されたことにより、
 ぶちぎれる。「私は人形(あやなみレイ)以下の存在でしかない」
 綾波レイの体(ダミー)すべてを破壊し、監禁される。

 その後、ゼーレによるマギシステムへの攻撃を防ぐために監禁を解除されるが、
 その隙にマギに自爆プログラムを組む。
 碇ゲンドウの目の前で自爆起動スイッチを押すが、
 マギの「女の自分」によって自爆は拒否される。
 「母さんは娘の私より、この男をえらんだというの!」みたいな。


■なぜ、碇ユイは自ら望んでエヴァになったのか
 どんな地獄でも生きてるだけで幸せ理論。
 エヴァになると、地球と太陽が滅んでも生き続けることができるから。みたいな。



■碇ゲンドウの目的
 碇ユイと再びあう。 
碇ゲンドウはなぜ碇シンジにつめたいのか。
 びびってる。ATフィールド。ヤマアラシのジレンマ。
 近づいても傷つけることしかできないと思い込んでいる。










サードインパクト
■エヴァ初号機
 使途の持つS2機関を食べて吸収し、
 生命の実と知恵の実(碇ユイ)を持つ神と等しき存在となった。

■量産型エヴァ
 S2機関を有する。ダミープラグはカヲル君。
生命の木
 エデンの園の中央に植えられていた木。知恵の実と生命の実とを実らせる。
セフィロトの樹(オープニング歌中に出てくる図式)
↓神から物質世界へのエネルギーの流れを体系化した図で生命の木と同等のものとされる。




量産型エヴァはアンチATフィールドを展開して、
セフィロトの樹を作り出す。
そして魂を元の姿に戻す。
 アンチATフィールド「ロンギヌスの槍」によって
 物質世界からセフィロトの樹をとおり、魂を元の姿に返す。

  リリスとあやなみレイ(アダム入り)が融合した「神」が
  手と手の間に作り出す球体は
  白き月と黒き月が融合されたエデンの園か?

最後のトリガー「神(ここでは神と融合している碇シンジ)の意志」により
へだたりの無い世界となる。

 フィールドが破壊されるとき
 目の前に現れる相手は、
 自分がひとつになりたいと思っていた相手の姿をしたアンチATフィールド
   伊吹マヤ→センパイ(赤木リツコ)
   日向マコト→葛城ミサト
   冬月→碇ユイ
   ただし青葉シゲルだけは怯えていたところを綾波レイの大群によって無理やりLCL化された
   理由は不明。他者に興味がないナルシズムでレイは母性の象徴であるということか?




でも、怖くても他人とのうんたらかんたらで
シンジが元に戻す。

シンジが横に寝てるアスカの首を絞める。
 他者への攻撃。自我の形成。自分と他人との境界線の自覚。恐怖の発生。ATフィールド。
アスカ「きもちわる」
 他者への攻撃。隔離。識別。境界線の発生。ATフィールド。

つまり、戻ったということ。
しかし融合を経てからの隔離。新たな人類の始まり。人類補完計画の真の完成か。






■碇シンジがエントリープラグでLCLに溶けた事件
デストルドー(によるアンチATフィールド)が増大しすぎて、人のかたちをとどめることが出来なくなった状態。
碇ユイの事件のときに作成したサルベージ計画を流用して助け出そうとするも失敗。
だが、碇シンジ自身が母親への愛(リビドー)を感じることによって、ATフィールドを取り戻し、復活した。



LCL
 生命のスープ。ATフィールドの崩壊した液状物質。

ATフィールド
 アブソリュート・テラーフィールドの略。絶対恐怖領域。
 人と人との間にあるテリトリーの境目。
 心の壁。人間の形を保つ力。
 リビドーにより保つ。


アンチATフィールド
 心の壁を侵食・破壊する力。
 デストルドーにより発生する。
 ロンギヌスの槍はアンチATフィールドの具現。


リビドー=生への衝動、活動、性的衝動、母親への愛
デストルドー=死への衝動、破壊、自殺願望


ロンギヌスの槍
 デストルドーの具現
 リリスの体の形成(ATフィールド)を妨害していたが、
 宇宙にいる使途のATフィールドを破壊するために零号機が投げたw
 アスカを見殺しにしたシンジのデストルドーが限界を超えたとき、
 月から引き戻された

使途
 人間に生存競争で負けた存在(人間は言わば第18番目の使途)。
 生命の実(S2機関)を食した存在。
 知恵の実を食べた人間に今度こそ打ち勝つために襲来。
 目指すはリリスとの融合で神になり、人間に取って代わろうとしている。

S2
 スーパーソレノイドの略。
 葛城博士がスーパーソレノイド理論を提唱。
 S2機関は永久的にエネルギーを生み出すことができる。
 葛城博士はセカンドインパクトのときに娘(ミサト)を助けて死亡。
 ミサトは母を泣かせ仕事に生きた父を憎んでいたが、
 助けられたことでわからなくなる。
 父親と同じ雰囲気を持つカジ君を好きになり、
 そのことで一時自己嫌悪に陥る。

エヴァ弐号機
 アスカの母親の魂が宿してある。
   アスカの母親はアダムから直接作成したエヴァにも擬似的に人間の魂が宿せる事を提唱。
   自ら被検体となり接触実験を行うが、失敗し碇ユイ同様エヴァに取り込まれる。
   サルベージされ、肉体と残余わずかな魂を救出するが精神は崩壊。その後、自殺。
 胎児となったアダムより作りし本物のエヴァンゲリオン
 (零号機、初号機はリリスより作成)
 ゆえにカヲル君に完全に掌握・操作される。

綾波レイ
 リリスのDNAと碇ユイのDNAより量産された体に
 リリスのタマゴから取得したリリスの魂を宿している。
 魂を宿していない体はスペアとして保存。ダミープラグにも組み込まれる。
 赤木リツコが管理する人格記憶OS装置(脊髄のようなもの)によって
 綾波レイの記憶は保存され、体が死滅しても変わりが利くようになっていた。
  碇シンジを助けて消滅したとき、直前の記憶は記憶されていないので
  3体目の綾波レイは「おぼえてないというより知らない」と発言する。
    1体目:赤木リツコに首を絞められ死亡
    2体目:碇シンジを助けるため、自爆して死亡
    3体目:碇ゲンドウの手にあるアダムとリリスと融合

  ↓量産されたが魂は1つにしか宿らなかった。
  



カヲル君
 アダムのDNAと碇ユイのDNAより量産された体に
 アダムの卵から取得した使途の魂を宿している。
 魂を宿していない体は量産型エヴァのダミープラグとして利用された。




■ゼーレと委員会
ゼーレと委員会は別組織。
委員会は国連直属の諮問機関。
しかしながら委員会のメンバーはゼーレにも加入しており、
実態はゼーレのために働いている。
メンバーはゼーレのシナリオについてある程度知っていて、
遂行しようとしているが、詳しくは知らない(キールは除く)。

国連を動かしている実態がゼーレということを隠すための組織が委員会。


キール
 ゼーレの中心人物(モノリスナンバー01)で委員会の委員長。
 セカンドインパクトの事実の隠蔽に暗躍した(隕石の衝突とした)。
 体の半分を機械化している。


碇ゲンドウ
 ユイの背後にあるゼーレに近づく手段としてユイに近づいた。
 セカンドインパクト発生直前まで葛城調査隊と共に南極にいた。
 セカンドインパクト発生時は日本に滞在。
 2年後の国連調査団派遣(実態はゼーレ)の折には、冬月と共に参加。

加持リョウジ
 NERV特殊監査部所属。
 同時に日本政府内務省のスパイであり、
 更に委員会(ゼーレ)がゲンドウを監視するために送り込んだ「鈴」でもあった。
 (ゲンドウは知っており、そして鈴はならなかった。)

碇ユイ
 学生時代に精神と肉体の分離についての論文をだしており、
 これが人類補完計画が実行されることになった出発点的思想。
 すでにバックボーンにゼーレがあり、六分儀ゲンドウが近づいてきた。


■ゼーレのシナリオ
 死海文書(および裏死海文書)に基づき、
 セカンドインパクトにてエヴァの魂と使途の魂をサルベージし、
 (擬似的なガフの部屋には魂は1つしかなかったので、秘密裏にエヴァではなく綾波レイに保存された。)
 再び使途との生存競争に打ち勝った後、
 エヴァによりセフィロトの樹を作り出し、アンチATフィールドにて魂を元の状態に戻して、
 人類を補完する。


■碇ゲンドウのシナリオ
 自らも神と等しき存在となり、碇ユイの魂と再会して、
 共に永久に生き続ける。














■零号機の魂は誰?
 赤木ナオコ
  初号機は碇ユイを取り込んだことにより安定した最初の機体。
  零号機は初号機より以前からモノは作成されていたが、完成にはいたらず
  赤木ナオコの魂を入れることによりようやく完成した。
  よって零号機は初号機よりも以前より存在していたが初号機よりも後に完成した機体である。
  (なのでナンバリングがゼロ。)
  
  綾波レイとのシンクロが7ヶ月間成功せず、暴走しゲンドウ、レイを殴りかかるのもそのため。
  またリツコが「殴りたかったのは私ね」と自責の念にとらわれるのもそのため。

  シンジ搭乗時、零号機が暴走したときに見る綾波レイの映像は、
  赤木ナオコの綾波レイおよび碇ユイに対する憎悪の記憶である。


■エヴァンゲリオン
 エントリープラグを首の後ろから挿入するのは、脊髄にて神経を同調させるためであるが、
 パイロット自体の位置はコアに固定される。
 コアにパイロット(子供)を内臓することにより
 パイロットを子宮内の胎児のように自分の一部と認識させる。
 このことにより、エヴァが発するATフィールド(自我境界線)がパイロットを排除するのを防ぐ。
 つまりエヴァの魂は母性を持つ魂である必要がある。
 パイロットの条件は
 セカンドインパクト後に生誕し、かつ母親を失った母性を極端に求める子供に限定されている。
 ゆえにパイロットはみな14歳であり、
 セカンドインパクト前から生きている赤木リツコはパイロットしての素質がない。













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